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エイプリルフールの嘘は午前中まで? そのルール、誰が決めたのか気になった

4月1日になると、毎年ちょっと思い出す話があります。

「エイプリルフールの嘘は午前中まで」

あれ、聞いたことはある。
でも、よく考えるとちょっと変です。

だってエイプリルフールって、
そもそもの由来からしてわりとふわっとしてるのに、
“午前中まで”だけ妙に具体的。

なんでそこだけ時間指定なんだろう。
誰が決めたんだろう。

調べてみると、これ、
世界共通のルールというより
イギリスで長く育った習慣 と考えるのがいちばん自然そうでした。

目次

まず結論:エイプリルフールの「午前中まで」は本当にある

この話、完全な作り話ではなさそうです。

British Councilでも、
イギリスでは4月1日のジョークやいたずらは正午までで、
午後にやると逆に自分が “April Fool” になる、
という形で紹介されています。

つまりこれは、
「なんとなくみんなが言ってるだけの説」ではなくて、
ちゃんとイギリス文化の中にある言い方なんですね。

ここでもう、少しおもしろい。
嘘をついていい日なのに、
終了時刻はちゃんとある。

でも、エイプリルフール自体の起源はよく分かっていない

さらにおもしろいのはここです。

ブリタニカによると、
エイプリルフールそのものの起源は、
実は「事実上わからない」とされています。
16世紀フランスの暦改革説、春分との関係、チョーサー作品との関連など、いくつかの説はあるものの、決定版はありません。

つまり、

エイプリルフールの始まりはあいまい。
なのに、
「午前中まで」というルールだけは妙に具体的。

このアンバランスさ、ちょっとクセになります。

じゃあ「午前中まで」ルールはどこから来たのか

ここでいちばんしっくりくるのが、
イギリスの民間習俗として育った という見方です。

19世紀の英語資料『Popular Rhymes and Nursery Tales』には、
エイプリルフールの“正当な時間”は正午までで、
それ以降に人をだまそうとすると、
今度は仕掛けた側が笑われる、という趣旨のことが書かれています。

つまり少なくとも19世紀半ばには、
「4月1日のいたずらは昼まで」 という感覚が、
もうかなり共有されていたわけです。

なんというか、
“好きにふざけていい日”じゃなくて、
ちゃんと節度のあるふざけ日 なんですね。

午後に嘘をつくと、今度は自分が fool になる

このルールのいちばん好きなところは、ここです。

民俗学者アイオナ&ピーター・オーピーは、
20世紀半ばのイギリスの子どもたちの言い伝えを調べた本の中で、
からかいの許可は正午までで、
午後に続ける人のほうが“より大きな fool”扱いされる、と記録しています。

これ、いいですよね。

午前中なら、だまされた側が fool。
でも午後になったら、だます側が fool。

ルールが反転する。

この感じ、ちょっとスマートです。
ただ意地悪なだけじゃなくて、
「そのへんで終わっとこうね」という空気がある。

エイプリルフールって、
ふざけてるようで、意外と礼儀の文化なのかもしれません。

しかもこの“朝の行事感”、かなり古そう

オーピーの本では、1738年の『Poor Robin’s Almanack』に、
4月1日を“朝のいたずら”と結びつける表現があったことも紹介されています。
つまり、
エイプリルフールは朝から昼くらいまでのもの
という感覚自体は、かなり前からあった可能性があります。

だからこの「午前中まで」ルール、
最近ネットで生まれた雑学というより、
昔からじわっと残ってきた生活ルール っぽいんです。

ただし、世界共通の絶対ルールではない

ここはちょっと大事です。

このルールは、
エイプリルフール全体の公式ルールではありません。
かなりイギリス寄りの習慣です。

しかもイギリスの中でも地域差はあって、
オーピーの記録には正午以降に別の遊びがあった地域の話もあります。
スコットランドでは4月2日の “Taily Day” のような派生習俗も知られています。

なので正確に言うなら、

「世界中どこでも午前中まで」ではない。
でも、
イギリスではかなりそれっぽく語られてきた。

このくらいの理解がちょうどよさそうです。

結局、誰が決めたのか

たぶん、
誰か一人が決めたわけではない んだと思います。

エイプリルフールそのものの起源は曖昧。
その中でイギリスでは、
「いたずらは昼までにしておこう」
という感覚が、長い時間をかけて共有されていった。

その結果、
午後まで続けると
“今度はお前が fool だよ”
という、ちょっと皮肉の効いたルールになった。

こうして見ると、
このルールそのものがもう、
かなりエイプリルフールっぽいです。

まとめ:由来はあいまい、でも終わり方はやけに具体的

エイプリルフールって、
起源はふわっとしているのに、
ルールだけ妙に生活感があるのがいいんですよね。

エイプリルフールの起源ははっきりしない
でもイギリスでは「正午まで」という習慣がある
しかも午後にやると、仕掛けた側が fool 扱いされる

嘘をついていい日なのに、
“引き際のマナー”はちゃんとある。

そこにちょっと知性があって、
ちょっとユーモアがあって、
そして少しだけ「へえ」が残る。

エイプリルフールって、
ただふざける日というより、
ふざけ方に文化がある日 なのかもしれません。

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